2020年02月14日18時22分
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」へ向かう大型バス＝１４日午前、横浜市の大黒ふ頭
沖縄県は１４日、同県に住む６０代の女性タクシー運転手について、新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が１日に沖縄へ寄港した際、下船した乗客を乗せたという。県は詳しい感染経路や女性の濃厚接触者について調査を進める。
県によると、運転手は５日からせきなどの症状が表れ、１２日に医療機関を受診。肺炎の疑いがあったため検査した結果、１４日に感染が確認された。
新型コロナウイルスの感染疑いについて発表する玉城デニー沖縄県知事＝１４日午前、同県庁
玉城デニー知事は同日、県庁の対策会議で「患者は指定医療機関で治療を受けており、容体は安定している」と述べた。
同船は１日に那覇港へ入港し、一部の乗客らが検疫を受けた後に下船した。その後、香港で下船した男性の感染が確認されたため、那覇での検疫は取り消され、３日から横浜で再検疫が続けられている。
県は３日以降、同船の乗客と接触した可能性があるタクシー運転手ら約２００人を特定し、健康観察を実施。せきなどの症状が確認された女性について検査していた。
2020-02-14 09:22:00Z
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