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ファッションは白黒つけない“グレー”でいい エディターズレターバックナンバー - WWD JAPAN.com

※この記事は2020年6月19日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

ファッションは白黒つけない“グレー”でいい

 手前味噌になりますが、この記事のタイトル「PRの極意は“白黒つけず、グレーで受け止める”」を気に入っています。インタビューに登場してくれたベテランPRの根道さんの言葉「ファッションの仕事は全部が白と黒ではないから、グレーをグレーのまま受け止めることが大切」にビビッときて選びました。「話しかけにくい上司では、グレーな課題が入ってこなくなる」にも納得です。

 そうなんですよね。ファッションは白黒つけられないし、つけないほうが面白い。「これってかっこいいのか?」とか「おしゃれだと思う?」の問いに正解はありませんから。

 テレビ番組のファッションの切り取り方は画一的だな、と違和感を覚えることが多いのですがそれはテレビというメディアが「白黒つける」クリアな見せ方と相性が良いからかもしれません。テレビ的ファッションの鉄板といえば「ファッションチェック」や「ビフォー&アフター」ですが、誰かが提示する「正解」に向けてストーリーを組み立てる方が視聴者的は見やすいし楽しめるのでしょう。30分や1時間の枠の中で、「ここまでにこう盛り上げてこう落とす」という起承転結や時間配分がかっちりした台本の存在も「グレー」の存在を遠ざけます。

 テレビと比べてユーチューブがファッションと相性良いのは「本人が悩みながらダラダラと話すグレーなムード」が魅力となり得るからではないでしょうか。人気ユーチューバーの方は、人を惹きつけるストーリーの組み立てやたたみかけるような進行が上手な人が多いですが、同時に個が立っているからか「む〜んと悩み込む」とか「決めかねてダラダラ話す」といったグレーな振る舞いも共感につながります。時間制限もありませんしね。

 ファッションに限らず、不確実・不透明な時代である今は、何事もグレーをグレーのまま受け止める度量がある方が生きやすのかもしれませんね。

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